Review 第三舞台「深呼吸する惑星」

突然ですが。

つい先日、やっとDVDの「深呼吸する惑星」を拝見しました。
一言。スゴかったです。

前説しましょう。「深呼吸する惑星」は、日本の劇団「第三舞台」の封印解除+解散公演として、2011年~2012年にかけて催された公演です。 第三舞台は、劇作家・タレントとして活躍している鴻上尚史さんが1981年に旗揚げした劇団。主な劇団員に大高洋夫、小須田康人、伊藤正宏、筧利夫、勝村政信、長野里美、山下裕子、筒井真理子がいました。

僕が初めて第三舞台に触れたのは、高校生の頃。場所は、高校の図書室でした。

普段あまり図書室を使わない僕の目にたまたま入ってきたのが「天使は瞳を閉じて インターナショナルヴァージョン」という戯曲。興味本位で読み始めたら、まあ泣くわ泣くわ。脳天をバットでぶっ叩かれたような衝撃を受けたのを昨日のように思い出します。
今にして思えば、高校生の頃の自分と、第三舞台が戯曲で奏でてきた芯の部分を重ね合わせていたのかもしれないですね。自分はこれからどうなっていくのだろうか、自分の奥底に抱えきれないほどのルサンチマンをどこにもぶつけることができない自分が、本当に全うに生きていけるのだろうか、そんなやりきれない数々の思いが、たまたま目の前にあったなんだかよくわからないけれどひたすらカッコいい鈴木成一さん装丁の、よく知らないけど実はすでに5万人の観客を集めていた人気劇団の戯曲に、全部そのまま書いてあったわけですから。

それから僕は貪るように戯曲を読みふけりました。鴻上さんの言葉を借りればまさにそれは「熱狂」でした。まだまだ舞台を見に行く勇気もなかった自分にとってできる最大限の熱狂を室し続けたまま大学生を迎え、初めて天王洲で見ることが出来た第三舞台本公演。

それが、自らのブログの名前に拝借したほど僕にとって忘れられない、衝撃のマイベスト。

「スナフキンの手紙」だったのです。

(続く)

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