(再録)good bye Tumblr. but never say never.

(再録)good bye Tumblr. but never say never.
この文章は、2014年7月17日にTumblr「Have you ever seen the rainbow?」にて掲載した文章を、WordPressプラグイン運用テストのため再掲載するものです。

ゼンタイの活動を始めて、今年で20年になります。

その節目の20年後に、自分にとって最高の作品に出会えました。
Twitterでも書きましたが、これでやっと、バトンを渡すことができます。時代は移りゆくものです。20年の自負など、人類の「欲求の歴史」に比べれば虫けらのようなものです。さらに言えば、僕自身の中にもやり残したこと、完遂しなければならないことがまだあります。
でも、老兵はいつか去らねばならない、この思いをここ数年持ち続けて、そして、やっと、バトンというものを手放す日が来た、そう思いました。偽らざる本音です。

そもそもバトンを持っているのかすらも怪しい僕ですから。経たのは年数だけだ、形になったものを生み出せたかどうかも定かではない。そんな不確かな日々を過ごす中で、hatchは散々と輝きながら、僕の前に姿を現しました。ゼンタイ、トータルエンクロージャー、メッシー、ブレスシェアリング、非人間化、無機化、そして、本能と本能がぶつかり合いながら、ただただ本能を貪り合う「ミニマライズ」の世界。僕がゼンタイ、いや、フェティシズムというものに求めて来た全てが、8分強という時間に凝縮されていました。

それはただの独りよがり。ただの性欲、ただの承認要求でしかなかった。でも、僕の本能にとってはこれが「全て」でした。それが、目の前で実現した。この事実を賞賛しないで、いつすれば良いのでしょう。

この後もう一つ、バトンのことを意識せずにはいられなかった作品をリブログすることで、このtumblrでのアクティビティにピリオドを打とうと思います。

これからは、たぶん自分のためだけにゼンタイで何をしようか、考える日々が始まります。かつて、私の師匠が失意の中、そう決断したように。

ゼンタイはやめません。というか、やめられません。まだやらなければならないこと、EDENや、お届けできずにご不便をおかけしていることもあります。ただ、ピリオドだけ、打たせてください。
かつて、水曜どうでしょうという番組がひとまずのピリオドを打とうとしているとき、俳優の大泉洋はこう呟きました。

「一度辞めたら、もう辞めることはない」

まさか、こんな何にもない僕に、大泉洋さんに去来した万感の思いがやって来るとは思ってもみませんでした。でも、今なら、同い年で誕生日が20日しか離れていない大泉さんの気持ちが手に取るようにわかります。
洋さんから10年以上かかっちゃいましたけどね。

僕は「一生ゼンタイするために」。
今日のこの日に、カブから降りてヘルメットを脱ごうと思います。

まだやり残したことがあります。今はそのことだけに邁進させて頂きます。
お待たせしている皆様、もうすこしだけ、お時間を頂ければ幸いです。
世界よ。
これが、ゼンタイです。

皆様に末長く幸あらんことを。
そして、M&Wの皆様に、最大級の賛辞を。
大森弘昭
2014.7.17

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