初めてのGODSGARDEN(1) GODSGARDENとは何か?

#godsgarden

さて、いよいよ今週末に迫ってまいりました「GODSGARDEN #3」。GODSとしては初の「鉄拳6」を使用する大会とあって、各所から注目が集まっています。今回は、このGODS自体をあまりご存じない方のために、紹介記事を書いてみることにします。ガッチャ!

GODSGARDENとは何か

とりあえずはニコニコ大百科の記事を見ていただくのが一番早いのですが、こちらではもうちょっと噛み砕いてご案内しましょう。

GODSGARDENとは、東京都内で2009年から開催されています、格闘ゲームを使用した大会の一つです。現在発売されている家庭用の格闘ゲームを使用し、そのタイトルで活躍しているプレイヤーを集めて優勝者を決定します。
この大会は、現在行われているゲームの大会において、以下のような大きな特徴があります。

1 個人ユーザーが主催しているのに、大会規模が非常に大きい

GODSGARDENは、ゲームメーカーや大手メディアなどの、いわゆる公的な企業・団体が主催する大会ではありません。まったくの個人が、準備・運営・広報などを全て執り行っています。運営に参加している人たちは全てボランティアベース(非営利)です。
であるにも関わらず、大会に招待されるプレイヤーはそのタイトルの「強豪」と呼ばれる人ばかりです。また、プレイヤーは文字通り「全国」から「招待」されます(交通費が支給されるか、負担されます。また参加者全員が招待されるわけではありません)。簡潔に書けば、メーカーが主催するような全国レベルの大会を、個人で構成するグループが全くの手弁当で開催しているのです。
このようなユーザーサイドの大規模大会はGODSGARDENの他、鉄拳の「マスターカップ」、バーチャファイターの「ビートライブカップ」、ヴァンパイアセイバーの「DCC」「名古屋物語」などがあります。

2 賞金が群を抜いて高額である

GODSGARDENは、大会にかけられる賞金・賞品が他の大会に比べてしばしば高額になります。
一般的な全規模の大会の場合、優勝賞金は1万円~数万円であることがほとんどなのですが、GODSGARDENの場合、会場を使用して行う「オフライン大会」の全てで、優勝賞金が10万円以上でした。さらに昨年行われたインターネット上の大会「GODSGARDEN Online」第2回大会では、優勝賞金が50万円でした。今回開催される「#3」でも、優勝賞金として20万円、その他にアメリカの周辺機器メーカー「MadCatz」製品が提供されます。

3 国際大会で使用されるルール・独自のルールを採用している

一般的な格闘ゲームの大会では、大会形式として「(シングル)トーナメント形式」を採用していますが、GODSGARDENでは、海外の大規模大会で使用されるルール「ダブルエリミネーション形式」が使われます。トーナメント形式は1度試合に負けると参加資格を失いますが、ダブルエリミネーション形式では、1度試合に負けても引き続き大会に参加することが出来るばかりでなく、優勝することも可能です。2度負けて初めて、大会の参加資格を失います。
また対戦では、1回戦、2回戦、準決勝……つまり、各回戦それぞれで対戦カードを組みなおします。この組み合わせ決定に際し、K-1などで採用されている「フォーチュンボックス」という形式を用い、さらにGODSGARDEN独自のルールとして「拒否権」を設定しています。
この「ダブルエリミネーション」「フォーチュンボックス」「拒否権」については、次回のエントリーで詳しくご案内しますね。

4 大会は全てネットに配信され、全世界から何万人もの人が視聴する

GODSGARDENは、開催された全ての大会において、インターネットを使用してライブ配信されます。これだけなら他の大会でも行われていますが、その視聴者数がすさまじいのもGODSGARDENの大きな特徴です。
過去開催された大会では、その全てにおいて同時視聴者数が4,000人を超えています。一番多かった瞬間同時視聴者数は、GODSGARDEN Online 第2回大会で記録した「17,000人強」。これは、配信に使用された「Ustream」において、個人が行った配信の中ではトップクラスに入る数字です。また同大会では、大会を通じて視聴した人数、いわゆるユニークユーザーが270,000人を突破しました。
配信は日本だけでなく、海外でも幅広く視聴されています。特にアメリカやヨーロッパなどではGODSGARDENの開催が格闘ゲーム専門のサイトなどでトップニュースで報じられており、さらには海外の有志により「英語」「フランス語」による翻訳配信まで行われています。
そして。今年5月には、アメリカで最も大規模な大会「EVO」とのコラボレーション大会「EVO×GODSGARDEN」の開催まで、決定しているのです。


もう一度書きます。
この大会を主催しているのは、全くの個人なのです。

GODSGARDENを主催しているのは2人の男性……稲葉央明さんと、総師範KSKさん。
この2人による運営の元、数多くの人・企業・団体が運営に協力しています。日本を代表する格ゲープレイヤー達、名古屋で、富山で、精力的な活動を続けているイベント主催者、株式の世界で超人的な資産を駆使する個人トレーダー、日本とアメリカでトップシェアを持つジョイスティックなどの周辺機器メーカー2社、はたまたゲーム自体を創造するメーカー自身。
そして、2人の下に集まった、多くの志高き人達……。

GODSGARDENが成立しているのは、まさしく奇跡に他ならないでしょう。
個人の枠を大幅に超えた大会が、今週末、まさに東京・阿佐ヶ谷にて行われようとしています。
今週は、そんな「奇跡の結晶」GODSGARDEN #3を、様々な視点からご紹介してみようと思います。どうぞよろしくー、ね。