今こそがその時(実況第25回)


現在このブログは実況モードに突入しています。確変みたいなもんです。
涼宮ハルヒの憂鬱(新アニメーション・あらためて放送)これまでの実況については、タグ「実況」をご覧ください。

というわけで、溜息も終わり季節も秋。今回の「改めて放送」も佳境を乗り越えた感があります。よほどのサプライズがない限り、次回は旧作になると思われますが、そこは角川・京アニ。何を仕掛けてくるかわかりません。そう、伝説はまだ続いているのだよー(みのりんの真似で)。


これまでのあらすじ

・第24話は「涼宮ハルヒの溜息V」。そして無事に原作の全てを回収(5回で終了)。OP、EDなし、次回予告なし。
・「よっこいしょういち」(フリーダム杉田、今回のアドリブ)
※取り残された日本人兵、横井庄一氏を引っ掛けた親父ギャグですが、ここは「らき☆すた」で柊つかさ役の福原香織さんが繰り出したアドリブ、と見るのが通ってもんでしょう。
・残る1機旧作は4作品(「ミクルの冒険」「ライブアライブ」「射手座」「サムディ」)。28話説と26話説が奇妙な混迷を見せる中、果たして次に来るのは何か。
・そして、今少なくとも言えること。それは…今も伝説が続いているということである。


最新情報(9月16日現在)

・Youtube角川チャンネルにおける本編公開期間が変更されました。水曜日22時からの24時間のみの公開です。

そんな中

新情報です。すでに「MOON PHASE  雑記」さんが報じられていますが、前回のエントリ「雑記」で示した角川次回作「キディ・ガーランド」の詳細なスタッフ、及びキャスト・放映スケジュールが発表されました(リンクは公式サイトの該当ページ)。リンク先を見ていただくとよくわかるんですが、現在ハルヒを放送している枠と全く同じ枠(俗に「角川メディアハウス枠」と言うらしいです)での放送が決定したようです。これはつまり、「現在ハルヒを放送している枠の後番は、原則「キディ・ガーランド」である」ことを示します(全ての放送局がそうであるとは限りません)。
残念ながら、この時点で少なくとも現在の枠において「ハルヒ実質2期10月放送」の線は消えたことになります。でも、悲しんでもいられません。上記スタッフ情報をもう一度良く見てくださいね。

  • 伊藤敦プロデューサーがクレジットされていません
  • 放送スケジュールが仮にFIXだとすると、ハルヒ28話説における最終回放送の翌週から放映が始まるスケジュールになっています。

の2点を確認できます。これが何を意味するのかはまだわかりませんが、少なくとも伊藤Pはこのキディ・ガーランドに携わっておらず、かつ、28話説の方が放送スケジュール上自然であることが伺える内容になっているわけです。そして、未だに京アニさんは、次回制作作品を公表していません。

ここから推測できる可能性はいくつかありますが、

  • ハルヒ「改めて」はどうやら28話でいきそうだ
  • ハルヒ実質2期(消失を含む)を、別の放送枠か、あるいはテレビ放送以外のメディアで発表する可能性が出てきた

と想定するのが自然であると考えられます。もちろん、反証となり得る根拠もあります(安田猛プロデューサーがキディに参加している、ハルヒ主要声優の一部がキディにキャスティングされている、など)ので予断を許さないのは変わらないっちゃー変わらないんですけど、あああ、これは…、消失映画化が見えてきちゃったのかな…。

そして今

・現在の2ch本スレですが、いかんせん速い流れを維持していることもあり、更新ごとに本スレを追うのを断念しました。南無三!
・現在の本スレは「アニメ1板」にあります。直接ご確認ください。
・ハルヒに関する情報は2ch系Wiki、涼宮ハルヒの憂鬱2chまとめwiki(新生)が比較的情報が早いです。また「MOON PHASE  雑記」さんも情報が早いのでオススメ。2chの関連スレッドについては「Syu’s Quiz Blog」が鉄板。ハルヒのカテゴリはこちらから
・テンプルナイツ 宮殿騎士団のハルヒカテゴリもオススメ。ハルヒ関連ニュースが総ざらえできます。こちらで伝えていないニュースとかもけっこうあります(CD関連など)ので、ぜひ。
涼宮ハルヒの集約さんもオススメです。スケジュール情報などが充実。ネタバレにかなり配慮していらっしゃいます(ここがネタバレ全開なので、あんまり意味はないと思いますが)。

雑記

(9月12日)

あらあ…、そうですか…。
以前紹介したリーク情報に、またもや「当確」が1個増えそうな勢いになってきました。消失映画化は笹の葉あたりの時期に2ch本スレで何度となく出てきた見解で、MOON PHASEさんも「オレは消失が早くみたいのに」と書かれていましたっけ。ただ、まだ決まったわけではありません。予断を許さない状況なのは現在も変わらないでしょう。

今思い返すと、角川にとってドル箱作品と言えるハルヒをなぜこのような展開にもっていったのか、わかるような気がしてきました。というのも、2009年第二四半期は角川にとって「エヴァ:破」があったことが大きいことをすっかり忘れていたんです。
ハルヒは「エヴァ」から綿々と続く「セカイ系」作品のひとつ。角川にとっては「エヴァ」も「ハルヒ」も販売戦略上重要な作品であることは間違いありません。このことを考えると、通常であれば、営業展開のしやすさや、購買層の購買意欲を考えれば、2つの作品の展開時期を同じにするのはあまり良い策とは言えません。購買層の弾薬は有限です。少しでも多くの収益を上げたいのに、購買意欲を分散させてはいい結果を生まない。企業として普通にそのくらいのことは考えるでしょう。
角川にとって、「エヴァ」と「ハルヒ」の展開戦略を同時期に行うことは、できれば避けたかったはずです。そのような視点を前提にすれば、今回のハルヒにおける言わば過剰とも言えたトリッキーな展開は、ある意味想定内だったのではないかと思います。そして、その視点自体は何も悪いことではないのです。ここを見誤ってはいけません。

ハルヒ「改めて」のトリッキーな展開はたしかに賛否両論を生みました。時間稼ぎと一刀両断にする向きも多いでしょう。しかし、果たしてこういった「大作のバッティング」を考慮せず、当初僕たちが予想していたスケジュールで放送が行われていたとしたら。僕らはここまで踊れたのだろうか…と思わずにはいられないのです。僕自身は個人的な心情からエヴァをほとん見たことがないのですが、それでもエヴァのあのフィーバーぶりには心を奪われそうになりました。あえて「時間稼ぎ」という言葉を使いますが、この時間稼ぎがあったからこそ、数々のサプライズを生み出し、賛否はあれど僕らは踊り続けられたのではないか。そう思うのです。

まあ、それにしては「けいおん!」の大ヒットは想定外でしたけどね。萌え萌えキュン♪

(9月16日)

MOON PHASE雑記さん恒例の秋アニメ一覧が出ました。キディの欄にはっきりと「全24回」と出ています。
考えてみると、あれだけ僕も騒いだ「奇妙な28回」という放送回数を、「キディ・ガーランドを全24話にすること」で解決したんですね…。なるほど。これで角川メディアハウス枠は来年3月までキディ2期で確定したことになります。そのほかも順調に埋まっているみたいですし…、第4四半期のハルヒはむずかしくなってきたかもしれません。

しかし、気になります。京都アニメーションさんの次回制作作品が未だに公表されていません。お休み? いやいやいや、それはないでしょう。ここ数年の間、京アニさんは1クールの休みなくアニメを作ってきました。「air」「kanon」「ふもっふ」「セカンドレイド」「ハルヒ」「CLANNAD」「MUNTO一連作」「らき☆すた」「けいおん!」(順不同)、そして「ハルヒ改めて」。いわゆるグロス請けを避け、あえて元請け+オリジナル一本でここまで来た京アニさんのことです。今も何かの作品を作っているに違いありません。いや、そうであってほしいです。

願わくば、その作品が「劇場版消失」か「ハルヒ実質2期」であることを。
もうこの際ね、期間が開いたっていいですよもう(笑)。そりゃあ、あれだけ消失を思わせるカードを切ってきたわけですからして、すぐに消失が見たいという思いは僕にだってあります。ただ、できることなら、万全な体制で消失を作ってほしいです。
僕は確信しています。消失を京都アニメーションが手がければ、必ずや歴史的名作になるに違いないと。「ハルヒ改めて」の仕事振りでその思いを強くしました。構成は賛否両論あったけど、彼らのクオリティは何一つ落ちていませんでした。それを確認できたことは大きいです。逆に言えば、ハルヒを作るのは京アニさん以外に考えられません。…いや、シャフト版ハルヒを見たい気がしないでもないけど…(笑)、

もう踊り始めてしまった僕にとって、出来ることは一つ。
消失の伝説が高らかに始まることを、下手な理屈をこねながら待ち続けるだけです。

お知らせ

明日(9月17日)の放送が1期再放送であることを確認した時点で、半年に渡り続けてまいりました「実況モード」を解除しようと思います。いろいろお騒がせしました。また動きがあり次第、いつでも実況モードにできるようがんばって体を鍛えていきたいと思います。いや、鍛えてませんけど。
これまでつたない実況モードにお付き合いいただいた全ての皆様、そして、角川さんと京アニさんに、感謝。