次のサプライズ(実況モード第20、21、22、23、24回)


現在このブログは実況モードに突入しています。確変みたいなもんです。
涼宮ハルヒの憂鬱(新アニメーション・あらためて放送)これまでの実況については、タグ「実況」をご覧ください。

(20話)さあて、狂乱のエンドレスエイトが終わりました。いまだに賛否両論が渦巻いていますね~。2chよりもマスに近いと推測されるYouTubeのハルヒ19話でも賛否が入り混じる展開を見せていて(否定論が多いのは多いんですけどね)、非常に興味深いです。どうなるんですかねえ。今後の出来も左右するんでしょうが、ここらへんを考察するだけも非常に楽しい。さすがはハルヒ、生ける伝説であります。
(21話・22話)いやあ、ウチのお店もエンドレスエイト終了後のキョンのような環境の変化がございまして、更新が遅れてしまいました。や、店長はもちろんスタッフも持ち越しということでそこは安心なんですが、リニューアルがかかることになりまして。忙しいです。むむむ。というわけで、ちょっとこう新体制が取りづらくなっていますので、引き続きこのエントリで更新します。溜息終了までかな。
(23話)今お店です。いやあ、今月から全日出勤になってしまいまして、お店にお客様がいらっしゃる場合は更新が不可能になりました。というか、体が重いです。疲れかしら。というわけで、引き続きこちらのエントリでどうぞ。
(24話)おおお、終わったみたいですね溜息。予想通りか…え! あのエピソードをここに持ってくる!? うーん、またもやひねりを効かせてきたようですね。なーんて書いてる僕は今もお店です。クスン。


これまでのあらすじ

・第19話は「エンドレスエイト」。そして無事に原作の全てを回収(8回で終了)。EDなし、次回予告なし。
・「キョンくん、電話ー」「デジャヴってやつか」「オーバー♪」「3日!?」「古泉、お前は殺す」「みらいへかえれらくらりあいあー!!」「15532回目に該当する」「またアホな話を聞いちまったぜ」「貴方以外に適任がいますかね」「俺のターン、拒否権発動」「こんなんで、よかったのかしら?」「俺の課題は、まだ終わってねええ!!」「アタシも行くからね!」「掛け金の設定を、ぜひとも覚えておこう…」
・第20話・第21話・第22話・第23話は予想通り「涼宮ハルヒの溜息」だった。現在の進行状況から推測して、4~5話程度のボリュームになると思われる。果たして、何話まで進行するのか。
・そして今少なくとも言えること。それは、今も伝説が続いているということである。


9月11日  2時30分現在

最新情報(9月11日現在)

Youtube角川チャンネルにおける本編公開期間が変更されました。水曜日22時からの24時間のみの公開です。

第24回は「涼宮ハルヒの溜息V」でした。また原作「溜息」の全てを回収しました。予想通りの推移を進んだことになります。次は時系列順なら「朝比奈ミクルの冒険 Episode 0」になるはずですが…、下記の「26話説」が跋扈していることもあり、予断を許さない状況です。
・未確認ですが、どうやら「溜息I」ですっ飛ばされていた「憂鬱VI」最後のシーンの続き、『キョンとハルヒが2人でパトロールに出かけ、喫茶店で「長門は宇宙人、みくるは未来人、古泉は超能力者」とハルヒに明かすが「ふざけんな!」とまともに取り合ってもらえない』下りを「溜息V」できっちりやったようですね。このあと確認できそうなので、確認してみます。楽しみ!

未確定情報

・2ch本スレからの情報なのですが(Syu’s Quiz Blog」さんも取り上げられていますね)、テレビガイド雑誌である「TVFan」によると、東京MXテレビの欄にて、第26話にあたる9月末の放映欄に(終)の記号が記載されていた、との情報が流れています。電凸して確認したら否定されず、全26話であると確認できた…というカキコまで飛び出しています。さらに、他の局でも26話という情報が流れたり、いや、ウチの局の欄にはなかった、とか、かなり情報が錯綜している状態です。
・まあ、公式のソースが「全28話(予定)」でしたので、26話の可能性も残されてるんですが、じゃあテレ玉の「全28話と聞いております」というのはなんだったんだ、という見方も当然あるでしょう。そしてこのタイミング。うーん。
・仮に26話で、溜息が今の「55P区切り」をベースにした「5話構成」だとすれば、残り1期再放送枠は2回だけになります。さーて、この真偽は如何に!

・上記「26話説」の続報が入っています。MX以外にも「26話で(終)のマークを打っている放送局」があるようです。また、現時点で明確な訂正もなされていないようです。うーん、あれかな、「ミクルの冒険」「ライブアライブ」で終われば、たしかに綺麗な終わり方をするわけですが…、なんかありそうな気がしてきました。

そんな中

・前回のエントリでも紹介しました「subculic」さんが、今回のエンドレスエイトについての考察を書かれています。肯定的なスタンスに立ちながら、批判性にも配慮したバランスのよいエントリです。ぜひご一読を。→「エンドレスエイト完結話について徒然と書く」。
・以前ご紹介した「クリティカルヒット」さんが、今回の一件を踏まえた今後の放送について仮説を書かれています。非常に興味深いです。ぜひご一読いただきたいですね。エントリはこちら「【予測】エンドレスエイトの解決編としての涼宮ハルヒの消失【いきなり消失編】」。

・溜息IIに登場する「モデルガンショップのCM撮影シーン」。「朝比奈ミクルの冒険」に出てくるカットですが、早くも「溜息II」と「冒険」の比較映像を編集した御仁がニコニコ動画に現れています。それによるとハッキリわかるんですが、「溜息II」と「冒険」では以下の点で矛盾が発生しています。

1 古泉が持つカンペがカメラフレームに見切れる描写

0001

2 みくるが、ハルヒに促されてモデルガンを受け取る描写

0002

京アニさんにしてはイージーすぎる矛盾です。
仮にこの2つの矛盾を解決させるためには、最低でも以下のような配置でなければなりません。

[ハルヒ]  [古泉][キョン]
※ かつ、古泉はカンペが見切れるくらいにキョンに密着しなくてはならない。

さらに、みくるの見切れ方が2つの矛盾共にほぼ同じ方向であることから、上記位置を仮にFIXとした場合、古泉がモデルガンを渡さなければならないことになります。それも、この短時間にカンペからモデルガンに持ち替え、両手でミクルにモデルガンを渡し、すぐにカンペを持つ、という荒業が必要です。
つまり、ほぼ破綻しかかっているんですね。1期でもこういった矛盾は発生していました(DVD版で修正されています)し、おそらく、画面レイアウトを優先した結果このような矛盾が発生したのだと思いますが、それにしては大胆な破綻を内包した矛盾です。うーん、意図的にやったんだろうか。

これを京アニがDVD(ないし噂されているBD-BOX)で修正してくるのか、それとも「いや、これはハルヒの超絶な能力で映像を改変し」という理由付けをするのか。楽しみですね。ちなみにその比較映像はこちらです。

・全く触れませんでしたが、ハルヒ公式サイトでエンドレスエイトのイベントが発生していました。それもきっちりと17日から30日までのロングラン。内容は涼宮ハルヒの集約さんが詳しく纏められています。

涼宮ハルヒ役の平野綾さんがパーソナリティと務めるRadio アニメロミックス」第98回(リンク先はニコニコ動画でオフィシャル公開されているページ)にて、平野さんが「エンドレスエイト」についての感想を述べています(開始より4分30秒付近から)。かいつまんでまとめると

「皆さんお疲れ様でした」「8回芝居を変えちゃいけないな、って思って」「キョン(杉田智和氏)だって8回分のアドリブを最初に考えてきてて」「脱出できて本当によかった」「さすがに(また何回かやってくださいと言われたら)もうやりたくないです(笑)。もういい! 8回以上はやれないよ!」「でも、すごいいい勉強になりました。ありがとう!」

とのことでした。よく2ch系で「もうやりたくない」という言説だけ抜き出されてハルヒ批判のソースとして取り上げられているようですが、取り上げるなら全部取り上げましょうね。

そして今

・現在の2ch本スレですが、いかんせん速い流れを維持していることもあり、更新ごとに本スレを追うのを断念しました。南無三!
・現在の本スレは「アニメ1板」にあります。直接ご確認ください。
・ハルヒに関する情報は2ch系Wiki、涼宮ハルヒの憂鬱2chまとめwiki(新生)が比較的情報が早いです。また「moon phase 雑記」さんも情報が早いのでオススメ。2chの関連スレッドについては「Syu’s Quiz Blog」が鉄板。ハルヒのカテゴリはこちらから
・テンプルナイツ 宮殿騎士団のハルヒカテゴリもオススメ。ハルヒ関連ニュースが総ざらえできます。こちらで伝えていないニュースとかもけっこうあります(CD関連など)ので、ぜひ。
涼宮ハルヒの集約さんもオススメです。スケジュール情報などが充実。ネタバレにかなり配慮していらっしゃいます(ここがネタバレ全開なので、あんまり意味はないと思いますが)。

Tips

Q:脚本に参加している「ジョー伊藤」氏って、誰? 何者?

A:おそらく、プロデューサーである伊藤敦氏であると思われますが、正式な発表はされていません。

「だからハルヒを作るのはいやなんだよ!」など、様々なあまのじゃくな発言と、鬼口との抜群のコラボレーションを見せるプロデューサー、伊藤P。彼が手がけている作品で、謎の脚本家「ジョー伊藤」氏が参加していることに気づいている方は多いのではないでしょうか。

最近では「らき★すたOVA」、そして「ハルヒ1期」でその名を見かけます。1期では「ミステリックサイン」を担当。そして今回の「溜息III」で再登場しています。

実は伊藤P、その昔某放送局に勤務していた経歴があり、その際にラジオドラマの脚本を数多く手がけているんです。で、伊藤P以外に伊藤姓の重要なスタッフがSOS団にはいないんですね。このようなことから、「ジョー伊藤は伊藤Pなのではないか」という見解がよく上がっています。

なお、この見解は「超解読 涼宮ハルヒ」(三才ブックス)でも採用されています。実際はどうなんでしょう、ね。

雑感

・(20話、21話)ようやく溜息「I」「II」を拝見しました。いいですねえ!
エンドレスエイトとは打って変わって非常に丁寧かつゆるやかなテンポで構成されています。それと注目したいのは「原作55P区切り」でバツンとカットアウト→EDという流れで構成されていること。続き物であることを非常に的確に描いている演出で、エンドレスエイトが非常に「はっちゃけた」構成だったのとは天と地の違いです。これにより、ハルヒ世界のゆるやかな学園生活が鮮明に目に飛び込んできます。いやあ、ファン冥利につきますなあ…。
数々の伏線をうまーくばら撒き、原作の構成に非常に忠実に作られているのはまさに圧巻ですね。その上で本編・声優がバンバンアドリブを繰り出してくる。至福のときですよ。もう、「ハルヒがキョンとペアルックになっていることに気づくシーン」+「みくるがキョンにお茶を渡すくだりのハルヒのツンっぷり」にやられてしまいました。えらく丁寧だなあ。
「絵柄がけいおんすぐる」などという批判はありますが、トータルとしてもかなりいい出来なんじゃないでしょうか。サプライズがないのは気がかりと言えば気がかりですが、ここは「嵐の前の静けさ」なんだろうなあ、と好意的に解釈することにします。
・「いくぜ!」「あはっ、ラベンダーの香り…」(フリーダム杉田、「I」でのアドリブ)
※ちなみに「ラベンダーの香り」は、おそらく時をかける少女のパロディでしょう。杉田さん細かいなあ!
・「カイアン星かと思いましたねえ」(フリーダム杉田、「II」でのアドリブ)
それはそうと…、茅原さん、演技うまくなりましたねえ! …あ、いや、「咲-Saki-」でのお話ですけどね(龍門渕透華役)。まさかまさかお蝶婦人系天然ボケお嬢様キャラをあそこまで完璧演じ切るとは…。驚きました。これは、消失がますます楽しみになってきましたね!

・(22話)今回も見ごたえがありましたねえ。鶴屋さんの覇気のあるトーク、谷口のバカさ加減もここに極まれり、って感じですが、今回はなんといってもみくる(後藤邑子さん)の「ひゃあああああああ、きゅううううん」でしょう。後藤さんじゃなきゃ出ませんね、この演技は。
細かい作画や構成の妙は相変わらずの京アニクオリティ。安心して見ていられます。ゆっくり見せるべきところはゆっくりと、スピーディーなカットはガッツリスピーディーに。緩急のついた構成は見ていて気持ちいいですね。古泉が余計なことを言って「ビクッ」とする描写や、ハルヒの「安穏としてたら、すぐ下から若いのがドンドン出てきて追い越されちゃうの!」の「の!」のときの顔とか、秀逸ですねえ。特に今回はハルヒの暴走と他の4人とのテンションのズレを際立たせる演出をあえてやっていて、印象的でした。次以降への完璧な伏線でしょう。
「ザラキ食らって死ね!」(フリーダム杉田、今回のアドリブ)
さあ、次は白い鳩のくだりあたりかな。次回が楽しみです!

・(23話)とある方法で本編を見ることができました。あれですね、前回からの傾向ですが、かなりハルヒと他4名との軋轢を前に出した、意図的とも言うべきシリアスな演出をやってますね。今回はその軋轢の後におまちかね! ハルヒのツンデレ節が待ち構えていて非常に利いた演出になっていたので思わず唸ってしまったんですが(もうね、ハルヒを慰めようとキョンが部室に入ったときにハルヒがとっさにポニテにしていたのを隠す演出なんて最高です)、これはあれでしょうか、「消失」へとつながる壮大な伏線なんじゃないかとまたもや妄想が膨らんでしまいました。それほどなまでに軋轢部分の演出が「過剰」に見えるんですね。シリアスなBGM、笑顔が途絶えた古泉・鶴屋さん、そしてキョンの怒号とハルヒの横暴の対比。なんでしょう、このどきどきwktk感。これが早いうちに妄想で終わらないことを切に願いたいですね。
・あ、そういや、今回は杉田さんのアドリブに目立ったものがありませんでした。これも演出の一環かしら。
・閑話休題。前に「未だに京アニは次回制作作品を公表していない」と書きましたが、実は現時点でも公開されていないんですよね。まあ、実はすでに伊藤敦Pが秋に手がけると言われている作品があるにはありまして、「キディ・ガーランド」がそれです(moon phase 雑記」さんの情報より)。平野綾さんがリュミエール役を演じて「まだ中学生なのに、何その大人びた声www」と大きなお友達の間で話題になった「キディ・グレイド」3部作の第二部にあたるもので、このキディ・グレイドのプロデュースを伊藤Pが担当していたのでした。まだプロデューサーのスタッフは公表されていませんが、仮に伊藤Pがこの作品を手がけるとなると、伊藤Pこれまでの製作傾向から考えて、10月期の「ハルヒ実質3期」はかなり難しくなると推測することが可能です(moon phaseさんもその見解をお持ちのようですね)。なお、キディ・ガーランドの制作はサテライトが担当します。
京アニさんの動向も含め、これからがいろんな意味で楽しみですね!

(24話)今見ました。ああああ、力入りまくりですね~!
まずは「憂鬱VI→溜息I」の「ふざけんな!」シーンを一番最後に持ってきたことに触れなければならないでしょう。これはやられました。何がって、その作りこみの凄まじさに。
この「ひねり」。2ch本スレでは恒例のごとく賛否両論でした。ていうか、信者・アンチ・工作信者・工作アンチが入り乱れてる感ありあり…ああ、これはアレですね、文芸部の部室みたいにいろんなもんが鬩ぎあっていて、飽和状態になってるんですね。じゃあいいや。
溜息Iで「あああ、あのシーンカットしちゃったのか~」と残念がっていた僕にとって、この展開のひねりは十分インパクトがありました。まあ、エンドレスエイトほどではありませんでしたけども、視聴後感が非常腑に落ちた感じになっていて、効果的でしたねー。ストンと落ちる感覚とでもいいましょうか、きっちりと納得できました。少なくとも、原作どおりの結末よりは遥かに良かったんじゃないかと。
ていうかね、それよりもですよ、あのシーンガッツリとセル使いまくってましたね~!いかにこのシーンにマンパワーを使ってるかが伝わってきます。それだけ、あのハルヒの怒りシーンを作りこんできたことに驚きを禁じえませんでした。大満足です。
あのシーンだけでも、まさしく「溜息をキッチリと作りこんできた」というのがヒシヒシと伝わってきました。エンドレスエイトのぶっ飛びぶりといい、これぞ京アニクオリティといったところでしょうか。
その他のシーンも目を見張るものが多々ありました。長門の「あなたにとっては」と伝えるシーンは圧巻ですね。ちゃーんと「消失」の伏線と判断できる「憂い」のカットを挟み込み、非常に個性的なカメラワークを贅沢なセル使いで表現しています。みくる→長門→古泉の立場・見解を示した告白の下りではその名のとおりの「鬱展開」で演出。これも非常にメリハリが利いていました。小野氏の演技も3割増くらいに策士振りが強調されてましたね。うまい!ミスターきもカッコゲイ!
編集ソフトのシーンも作りこみが異常すぎです。タイムラインにちゃんと構成的に必要なアイテムが配置されてるし!
さーて、これで5回にわたる「溜息」が終わりました。残りは28話なら「4回」、26話なら「2回」。あれから考えたんですが、消失につなげるなら「ミクルorライブ」→「サムディ」なのかなー、と。できれば初志貫徹、28回やって1期を全て消化して欲しいですねえ。
はてさて、この先行方はいかに!
・「幕を閉じた! 閉じるの!?」(フリーダム杉田、今日のアドリブ)