お早うございます! alicebooskaです。
こちらの更新がなかなかできず、申し訳ないです。いやねー、仕事がね~、もうねー、大変なんすー。 嗚呼、今日と明日やってるニコニコ超会議、行きたかったなー。
いや! 今のお仕事が最優先であります。 お陰様でなんとか道筋もできてきたみたいで、これからもう一踏ん張りもふた踏ん張りも頑張らないといけませんね。
今日は超会議の1日目だったわけですが、今日開催されたニコニコ超パーティーのOP動画(もちろん、制作は佐藤大輔さん!)をさきほど拝見して私め、またも泣いてしまいました。
ドワンゴ会長、川上さんの至言! 染みましたー!
「ネットのことはネットでやればいいんじゃないか」は違うんですよ。人間はそもそもネットに生きてないんですから。若い世代は、ネットとリアルの区別なんてないんですよ。
ネットもリアルも、最初からあるんだから。
-川上量生、2012年「ニコニコ超パーティー1st day OP動画」より
YouTubeにタダ乗りする形で始まったニコニコ動画。その5年の歴史は、まさしく激動でありました。
MAD・著作権侵害動画を中心に爆発的な人気を獲得し、人気を「意識した」コンテンツホルダーが登場する一方、様々な苦難、そして赤字と戦ってきた日々。その苦労は「アイマス」「初音ミク」「東方」の3大コンテンツを中心とした「n次利用コンテンツ」が花開いたことで報われます。JASRACとの電撃的な包括契約、各ホルダーとの様々な提携、政治系・論壇系・技術系コンテンツなどの年齢の枠を超えたコンテンツ戦略、赤字を厭わずに利用者と直接向き合うイベント・箱モノ・オリジナル番組、そしてなんといっても「徹頭徹尾ユルい」コンセプト。
なんて、ニコニコの「ユルさ」が心地良いことか!
ニコニコが5年の間に目指したものは、ユルさをキープしながら、様々な利用者層を招き入れた上で、「何が起こるかわからない」サービス。そのひとつの終着点が、今この瞬間も幕張で開催の準備が続いている「ニコニコ超会議」です。
そのニコニコ超会議で、ひとつの大会が行われています。そう。「超闘劇」。
そして、その超闘劇に、一人の「伝説」が実況で参加します。
ヌキさんです。
格闘ゲームシーンにとって、ヌキさんの最前線復帰はまさに「悲願」の一つであったに違いありません。
かつては(いや、もちろん今現在も)「ウメヌキ」として、ウメハラさんと双璧を成した彼。彼がストIV参戦後につぶやいた一言は、我々の落胆を誘いました。「ストIV、やっててつまらない」。
しばらく3rdでの活動が続いたヌキさんは、もはやスパIVなどの現行タイトルに参戦しないのか。格ゲー五神で唯一現行タイトルに姿を見せていなかったヌキさんの復帰を待つ声は、sakoさん、ハイタニさんのスパIV参戦を経て次第に強くなって行きました。
そして今、彼はスパIVの舞台に立っています。
詳細な経緯は、ニコニコ大百科「ヌキ」さんの記事を御覧くださいね。
ニコニコが苦難を次々と乗り越えていく一方、稲葉さん、KSKさんはGODSGARDENを立ち上げます。最初は招待選手の招聘にも困難が伴ったそうですが、今や日本の格ゲー大会の代表格の一つ……と表現しても差し支えないでしょう。Ustreamと同様にニコ生で献身的に配信を続けたKSKさんに至っては、今やタレント。こく兄さん、ヌキさんも今では人気生主です。
ニコニコ超会議。ネット。リアル。GODSGARDEN。そして、ヌキ。
このキーワードから、何を書きたかったかというと……
僕は、ニコニコ超会議の模様を閉店後のお店から拝見して、とてつもなく強烈なメッセージを感じました。それは、
「今まさに、目の前で起こっていること。それこそが未来への道の続きなんだ」ということ。
今ニコニコで起きていること、今格闘ゲームシーンで起きていること。それは数年前には考えもしなかったほどの、見事なまでの「サクセスストーリー」であります。
いや、まだ格闘ゲームについてはサクセスじゃないかもしれません。しかし、少なくとも2009年の時点でこの状況は想像すらもできませんでした。先日には、ついにふ~ど選手と板橋ザンギエフ選手が「Razer」とスポンサー契約を締結するというビッグニュースも出たばかりです。大会も増え、プロゲーマーも増えました。確実に格ゲー層は増加しています。そして、ついにはTOPANGAがニコニコ上での有料配信を敢行(それまでは闘劇が実施したのみ)。徐々に、徐々にではありますが、格闘ゲームを軸にしたビジネスモデルが、いよいよ形成されつつあるのです。
僕らは、もっとこのことを意識すべきです。
ウメスレが分裂したとかなんとか言ってる場合じゃないんです。今の格ゲーの流れは決して、決して悪いものではない。様々なことがありました(特に、がまの油さんの撤退は個人的に大ショックでした)。ありましたけども、その道筋は決して100%間違ってはいないわけです。
もし、貴方が格闘ゲームを好きなのであれば。
もし、貴方が格闘ゲームを応援していきたいのであれば。
そしてもし。
ネットというものに、リアルと同じかそれ以上の「期待」をするのであれば。
あとは、みんなで、楽しみながら前に進むだけであります。
くだらないことで憤慨する前に。些細な事を心配して一喜一憂する前に。
先人たちの格言に耳を傾け、目の前のことだけで判断することなく、むやみに益のないことをするのではなく。
楽しむんです。みんなで。
ヌキさんの笑顔を見てご覧なさい。
あんな屈託のない、一点の曇もない笑顔を、最近自分でしてますか?