「涼宮ハルヒの消失」実況モードに入っています。タグは「消失実況」です。これまでの実況モードはタグ「実況」をご覧ください。
ネタバレを含む感想を上記独立ページに書きました。上にある「Review『涼宮ハルヒの消失』ネタバレあり」をクリックしてください。
2009年7月9日。
この日に発売された季刊誌「Voice Newtype」の表紙は、SOS団の声を務め、いまや飛ぶ鳥を落とすほどの人気を獲得した5人の声優…平野綾、茅原実里、後藤邑子、杉田智和、小野大輔が表紙を飾っていました。そう、この年の4月より放映が始まった「涼宮ハルヒの憂鬱(改めて)」が巻頭で特集されていたのです。
そのインタビューで、キョン役を務めた杉田智和は、こう語っていました。
あくまで・・・楽しむ姿勢を忘れずに、ハルヒの起こす現象に巻き込まれていきましょう!
これからも涼宮ハルヒの憂鬱をよろしくお願いします。
彼のこの言葉が、よもやその後に勃発した「エンドレスエイト騒動」、そして「消失映画化」を暗示したものだったとは、この時誰が予想しえたでしょうか。
今になって思います。おそらく、ここまでの軌跡は角川・京アニによって綿密なまでに練られた答え…一つのヴィクトリーロードなのでしょう。だからこそエンドレスエイトを8回やる意味があったはずで、だからこそ、消失を映画化する意味があったはずです。
ならば、その答えは明日、全国で封切られるはずの映画に、厳然として存在するに違いありません。そして私たちは、それを確認するために、映画館のフカフカのソファに座り、目の前の大きな白いスクリーンを、見据えるのです。
それも、3年という、長い長い月日を経て。
なんて素敵なゲームでしょうか。なんてエキサイティングな、壮大なるリアルタイムスペクタクルなのでしょうか。
僕はここでハルヒを取り上げるたびに口をすっぱくするかのようにしてこう表現してきました。
「これは伝説である」
「そして、その伝説は、今も動いている」
と。
その伝説が評価されるか否かは、また別のお話。未来における時空間のどこかで話されるべきお話です。
しかし、私たちはその伝説のクライマックスを、今目前にしています。明日は2月6日。「涼宮ハルヒの消失」初日です。
すでに、試写会などで映画を見た方からの感想が上がりつつあります。その中でも、「超辛口」で有名な前田有一の超映画批評さんが、こんな批評を公開しています。
現在、テレビドラマの安直な映画化が乱発されている。そしてアニメーションも、エヴァンゲリオン劇場版の大ヒットにより、本作のようなマニア向け作品の劇場版企画が通りやすくなっている。案外手堅い商売だということに、業界が気づいたためだ。
だが、テレビドラマの映画版はそろって排泄物のような出来なのに、アニメの方は比較的クオリティが高い。「涼宮ハルヒの消失」に限って言えば、これがはじ めて世に出た一作目だとしても、十分ブームを巻き起こせるであろうほどに魅力がある。何しろ、ハルヒ初心者の私が2時間40分も没頭できたのだから本物 だ。
おそらくクリエイターも、エヴァンゲリオン劇場版の成功に大きな刺激を受け、士気が高まっているのではないか。
ファンだけを相手にしようとか、ちょちょいと作ってしまおうという安直さはまったく感じられない。この映画も、女子高生の生足の描写などは テレビアニメとは別格の、相当気合が入った仕事ぶりだし、長時間の上映時間を有効に利用した間の取り方は、独特の世界観の構築に成功している。このあたり は、劇場で高回転を狙うような作品ではなかった事が幸いした。
今回の影の主役は長門有希というキャラクターだが、これがまた、監督から動画スタッフの末端にいたるまで、間違いなく全員に愛されているのだろうと思えるほどに輝いている。長門は俺の嫁という、これまで意味不明であった言い回しの理由が、私にもようやくわかった。
見たもの誰もが「こういうのに似た高校時代の思い出ってあるよなあ~」と感じつつ、実際はまったくないという、まさに非日常を日常のように 体感させてくれる斬新なアニメーション作品。「涼宮ハルヒの消失」は、長年のファンはもとより、「しばらく夢中になれるアニメないかなー」と探している一 般的な人々にもすすめられる、きわめて優秀な映画作品で、私は強く勧めたい。
この批評の大きなポイントは「筆者はハルヒを今まで見たこともなければ読んだこともない」「超辛口の批評をすることで知られ、過去著名な大作に対し、億便もなく10点以下の酷評を下すことでも著名」の2点。
この批評に対する僕の感想は、あえて今は書かないでおきます。だって、まだ映画を見ていないんですもの。
明日、バルト9に行ってきます。映画館の席予約をするのも初めてなら、これだけわくわくしながら映画を見たいという心境になったのも初めてです。そして、実は映画館で映画を見ること自体、もののけ姫以来の経験になります。
果たして、伝説は、伝説足りえたのでしょうか。
そして、長門に去来した3年間の思いは、エンドレスエイトを経て、この映画でカタルシスへと再び昇華できるのでしょうか。
それを確かるために。僕は新宿へと足を運びます。
皆さん、スクリーンの前で、またお会いしましょう。
「涼宮ハルヒの消失」実況モード(4月3日現在)
・(5日)明日は六本木を出発して以降、可能な限りTwitterで実況してみようかな、と思っております。アカウントは「alicebooska」です。このブログでも最新のTweetが出ますので、どうぞよろしくお願いします。なお、僕は新宿バルト9、13時台の回でB-23を席予約しています。坊主でヒゲでデブのオーバーオールを来たオジサンがいたら、それは僕です。よろしくー。
・(6日)行って来ました。3回泣きました。というか、途中から涙が止まりませんでした。惜しむらくは、上映終了後に拍手するタイミングを逃し、拍手できないまま映画館を後にしたこと。くそう、絶対拍手しようって思っていたのに。くそう、くそう。
書きたいことが山のようにあります。それはそのほぼ99%が謝辞と賛美と絶賛で占められることでしょう。完璧と言ってもいい作品に仕上がっていました。でも、まだまだたくさんの方がご覧になっていないはず。ですので、今回このブログで初めて「ネタバレ防止」の処置を取ります。感想がかけましたら、このブログ上部にある「About」「Link」の左に「Review」という独立したページをつくり、そこで公開する予定です。こちらでもお知らせしますので、お楽しみに。
今後もしばらくこの実況体制は続ける予定です。イベントもあるし。そうだなあ。あと僕は2~3回消失を見に映画館へ通うことになるんじゃないかな。それだけ、すばらしかったです。断言します。見に行くべきです。あの作品は、映画館で見てこそ意味があります。間違いありません。
・(8日)Movie Walkerによる日本映画興行ランキングが公開されました(2月6日~7日)。消失は7位。大健闘と言ってもいいでしょう。
「7位ってそんなにいいの?」という方には、これを見ていただくとわかるかもしれません。
429 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ![sage] 投稿日:2010/02/08(月) 19:08:02 ID:H8QZgGJG
1.アバター(365館)
2.オーシャンズ(302館)
3.おとうと(303館)
4.インビクタス/負けざる者たち(320館)
5.ゴールデンスランバー(308館)
6.シンケンジャーVSゴーオンジャー(140館)
7.涼宮ハルヒの消失(24館) ★
8.ラブリーボーン(305館)
9.サヨナライツカ(184館)
10.パラノーマル(160館)(今日もやられやく より)
上映館数、少なっ!!
・(9日) 今日もやられやくさんによると、映画館によってはごく一部の台詞がカットされているらしい、という報告が上がっています。該当の台詞は「俺にはまったく笑えないことだった」。時間帯によってカットされていたりいなかったり、という報告も上がっていて、かなり情報が錯綜しています。今後に注目しましょう。
・ぴあの満足度ランキングが出まして、第2位になったようですね(ウィキペディア「涼宮ハルヒの消失」より)。目出度い!
・(12日) 角川グループのプレスリリースが出ました。1週間で興行収入2億円・動員が14万人に届く勢い、だそうです。あくまで公称ではありますが、これが本当ならば、セカンドラン→サードランまで順調に進めば10億円が大げさじゃない領域に入ってきましたね…。27日からはリピーター特典も始まりますし、今後に期待です。
・(16日) 公開第2週土日の興行成績ランキングが発表されました。ハルヒは11位だったようですね(シネマトゥディ調べ)。24館という公開館数の少なさに加え、27日にリピーター特典が控えていることから、おそらく2周連続ランクインは難しいだろうと思っていたのでこの結果は想定内、というよりも「予想以上に健闘したなあ」という印象でした。27日にどこまで回復するかが気になるところです。
・現在、セカンドランと思われる劇場は10程度で、どこも「4月公開」が有力視されています。もしセカンドランが4月だと仮定すると、ファーストランは3月一杯まで引っ張るんでしょうか? 27日の特典狙いで動員が増えるでしょうから、ある意味3月一杯という興行スケジュールは納得できるんですが、はたしてどうなるか。注目です。
・(23日)京成ローザ10にて2度目の舞台挨拶開催が決定しました。3月6日で、出演は茅原さん、後藤さん、桑谷さん、松岡さんという一癖のある布陣。2月27日にチケットぴあにて一斉発売されます。
・消失のTV新CMが公開されました。BGMは「優しい忘却」、キョンの台詞入り。カットのチョイスがまた泣かせます。
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・(25日)ものすごい速報が出ました。月刊スニーカーの今月発売号がフラゲですでに出回っているんですが、そこに…
という特報が出たそうです! 実に延期決定からジャスト1,000日ぶりの『驚愕』公開となります。映画公開に併せてなんらかの情報公開をするんじゃないかとは思っていましたが、いやあ、いいタイミングじゃないですか! これからが俄然楽しみになってきました。
・先週土日の興行成績が出たようです。それによるとハルヒは今回も11位で、すでに総興行収入が3億5000万に達しているとのこと(via 今日もやられやく)。
(2日)リピート特典、早くもヤフオクで35万円落札!なんてもうすごい加熱っぷりですね。僕は結局土・日と全く時間がなく、2回目の視聴は叶っておりません。フィルムよりもね、とにかく消失がまた見たいんですよ、俺は。もう禁断症状出そう。
・公式ガイドブックが27日に発売されました。早速購入したんですが、豪快なネタバレをしている一方で非常に中身の濃い内容でした。特に制作陣と茅原さん、そして杉田氏のインタビューは必見です。杉田氏のは完璧なまでにひどいインタビューでした(良い意味で)。
・先週末の興行成績ランキングが出まして、ハルヒは9位でした。先週末は新作が3本封切されていて、その他のトップ10入りしていた映画が全てランクを落とす中、ハルヒだけが上昇するという力強さ。なかなかしぶといですねえ。
(4日)BOX OFFICEの興行収入集計が出まして、収入額ランキングでは6位、先週の土日までで5,000,000米ドルを突破した模様です(via 今日もやられやく)。同日に初日を迎えた「ケロロ軍曹」を興行収入で抜いた形(人数で6位、収入額で7位)となり、今週の時点で興行収入5億円突破がほぼ確実の情勢となりました。公開日数22日×24館でこの数字は驚異的とも言うべきでしょう。あと1ヶ月は公開が続くと思われますので、7~8億が狙えるラインに入ったと考えてよさそうです。10億を超えるとなるとセカンドランの映画館がもっと欲しいところですが、果たしてどうなるでしょうか。
(9日)すでに報じられていますが、3月5日に角川系シネコン「シネプレックス」5館(茨城,愛知,大阪,福岡,熊本)での上映が発表されました。この5館は3月13日より一斉上映開始。また本日、新たに20館(!)での順次上映が公式に発表。これでセカンドラン以降を含めた上映予定映画館数が延べで46館となりました(ファーストラン24館がいつまで上映を続けるかは公表されていません)。20館には東北のフォーラム系、マイカル・シネマ系、ユナイテッド・シネマ系が含まれています。さらに、現在ハルヒWikiには3館の未確認上映情報が報告されていますので、最終的に述べで50館に迫る可能性も出てきました。すげえ!
(11日)BOX OFFICEで7日までの興行収入が出まして、ハルヒは13位、興行収入が6,000,000米ドルを突破しました。日本円にすると5億4000万円を超える数字です。この1週間(1日~7日)で1,000,000ドルをまだ稼いでいます。さすがにこの勢いは続かないでしょうが、今週末はいよいよ24館から29館に増えますので、少なくとも7,000,000ドルは悠々と突破しそうですね。10億を突破するには少なくとも11,000,000ドル以上は必要。あと5百万ドルは必要な情勢ですが、セカンドランの上映映画館ダブルアップがどう出るでしょうか。
(3日)そろそろ落ち着いてきた頃かなあ、という感じですので、もうちょっとしたら消失実況モードを解除する予定ですが、この間にいろんなことがありましたねえ。
・消失イベント(4月4日)が中止
・ロッテ「AQUO」TVCMにハルヒ・長門・みくるが登場
・来場者キャンペーン第二弾開催実施(27日~)
とまあ、勢いは衰えません。唯一の不安材料である「イベント中止」ですが、ハルヒ役の平野さんが体調不良の状態であること(本人が日記で示唆)や、映画の勢いが長く続いていることを考えるとベターチョイスかもしれません。ちなみに3月28日の時点における興行収入は7,400,000米ドル超で、ほぼ間違いなく7億円は突破しそうですね。あと3億円で10億。どこまで行くんでしょうか。
そんな感じですが、結局僕はまだ2回目を見に行けていません…。忙しいのです~。行きたくて仕方ないんですけどね…。忍耐の時です。
参考リンク