まずはお知らせです。すいません。今日DJします。ってなんでそんな突然な。
F.C.という、友達がやってるイベントといいますか、小さなパーティです。場所は「ROOTS」という渋谷のDJバー。えー、DJなんてもう何年ぶりだろう。これまでウチの仕事がらみでピンチヒッター的にDVの真似事をしたり、なんでか話が膨らんじゃって日本テレビの24時間テレビ内で銀座の日産ギャラリーでDJの真似事をする羽目になって、調子にのってカメラに向かってサムアップしたらそれが全国のお茶の間に流れちゃったとかしか経験がないんですけど、まあ、DJします。
お暇でしたらお酒飲みに来てください。1時ぐらいから回す予定です。ヘタです。今のうちに謝っておきます。すいません。
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あ、あとWordPressを2.6にしてみました。不具合などありましたらコメントでどうぞ。
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ちょいと忙しくて日記どころじゃなかったんですが、知らない間にこんな動きがあったんですねえ。
出た!kz氏の音楽CD「Re:package」がビクターからメジャーデビュー! -初音ミクみく
http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-1134.html
「Packaged」などの作品で非常によく知られている「kz」氏のサークル「LiveTune」が、前に「Re:package」というアルバムを切ったんですね。とらのあななどで販売されたんですが、すぐに売り切れ。僕も買おうかなあ、とか思ってるうちに買えなくなっちゃって。すげえなあ、人気あるんだなあと思っていたんです。が。
この展開はさすがに想定外でした。メジャー流通で再発。しかも、ビクター。
さらに、JASRACを通さない、という…。
再販、という形では無く、ビクターさんから再発、という形になります。
夏に新装版のような感じで出ることになりました。多分8月頃になると思います。
賛否両論あるかとは思いますが、
やはり、CDを待ってくれる人がまだいてくれてるということと、
量産し続けていく体力がちょっときつい、ということ。
また、お店が無いところで買えないという方がけっこういらっしゃったのと。
いろんな理由もあり、今回、ビクターさんからメジャー流通という形で出させていただく運びとなりました。で、まず重要なこと。
JASRAC、回避しました。これからも、Re:packageに入ってる曲を使用するのは、僕らに連絡取っていただいたりすれば(まぁ無くてもいいっちゃいいんですが)、今までのように問題はありません。非商用に限り、ですが。Re:packageについて。-Livetune より引用
http://livetune.6.dtiblog.com/blog-entry-57.html
ただただ驚きました。もうアマゾンで予約を受け付けていますし、Men’sEggの表4に広告が載ったなんて話まであります。
とにかくよくいろんなものをクリアしたなあ、ということと、よくビクターさんが動いたなあ、という印象です。パッケージは初音ミクのイラストですが、これは当然きっちりクリプトンさんに許諾を取っている証拠。とにもかくにも、
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ビクターが、
JASRAC回避という条件を呑んで、
ニコニコ発のアマチュアアーティストの作品群を、
初音ミクのフォーマットに則って、
既発表作品の再発の形で、
メジャー流通に載せる。
ということが重要なわけです。
ネガティブに考えれば、それほどまでにCDが売れないんだろう、という邪推もできる(レコード会社がこういう分野に手を出さざるを得ないという事実ですね)んですが、そこは止めときましょう。
ニコニコで初音ミクを使用してオリジナル楽曲を発表している人たちがメジャーでCDを出せる、という道ができた瞬間であることは間違いありませんし、それはいろんな考えがあるにせよ、歓迎すべきことだと思います。
思うに、いろんな道があってしかるべきな訳です。少なくとも、いろんな道を何らかの圧力で閉ざすようなことがあってはいけない。例えば、こういった動きに対して「嫌儲」な人たちが黙っていないでしょうけど、それは違うと思うのです。あくまでその曲で儲けようが無償で公開しようがJASRACに登録しようがGFDLで頒布しようがコミケで売ろうが店頭で販売しようが何しようが、その行為がイリーガルなものでなければ、それはアーティスト(=制作者)の手にゆだねられるべきです。それを「儲けるのはケシカラン」「はいはい工作工作」「売名行為乙」とか言って闇雲に罵倒するのは、どう考えても間違いです。
どんな形で出そうが、筋が通っていればいいんです。kz氏はちゃんと筋を通しています。JASRACを通さなかったのはもちろんのこと、価格を出来るだけ下げるとまで言明しています。事実、2000円弱という値段はメジャー流通のアルバムという観点からすればはっきり言って破格です。僕個人はそこまでしなくてもいいとは思いますが、少なくとも彼は仁義を通してますよね。
もちろん、他にも道はあります。デビューを望まない人だっているはずで、それも尊重されるべきです。
だからこそ僕は声を大にして言いたい。kz氏を批判するのであれば、僕が上で書いたことを踏まえなさい、と。
彼にとってもこの決意は苦渋だったはずです。ブログのエントリからもそれはビンビンに伺えます。僕なんかは手放しに「いやあ、めでたい! メジャーデビュー、おめでとうございます!」って感じなんですけど、それも含めて彼の行動は尊重するべきでしょう。その上で議論でもなんでもすればいい。
僕自身は「アーティスト・クリエイターは、自分が生み出した作品に対する対価を当然受け取るべき」という考えの持ち主なのでこう思うのかもしれませんが、kz氏にはぜひとも頑張って頂きたいと思います。
少なくとも、kz氏がある側面において「開拓者」になることはほぼ間違いないのですから。
そして、僕は今も祈り続けます。
これが初音ミク、いや、全てのDTMを手がける人たちにとって、大いなる福音になることを。